基本治療 2019.05.24
ニーズ高まる摂食嚥下!訪問診療の真髄

戸原 玄 先生
東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科 / 東京都 東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科・准教授。摂食嚥下障害の膨大な臨床経験と研究から開発したその治療技術は、10人中8人を胃ろう生活から離脱させる。また、医療資源マップの作成や牛丼の吉野家との嚥下食イベントはNHKにも取材される。
東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科 / 東京都 東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科・准教授。摂食嚥下障害の膨大な臨床経験と研究から開発したその治療技術は、10人中8人を胃ろう生活から離脱させる。また、医療資源マップの作成や牛丼の吉野家との嚥下食イベントはNHKにも取材される。
Q. 接触嚥下のニーズはどれぐらいのスピードで高まっていますか?
接触嚥下に、自分が取り組み始めたのは、たぶん20年ぐらい前ですけれども、その時では、正直ほとんど誰もやっていなかったです。そこからやり始めて、そういった問題を教えてほしいだとか、何かそういう機会がだいぶ増えてきたのが10年ぐらい前で、あとは、嚥下の、例えば内視鏡検査とかまで、こういうのを教えてほしいとかいうのがすごく増えてきたのが、たぶん5~6年前ですか。それで、本当はそういった問題に取り組む歯科医師はだいぶ一般的になってきて、一般的になってきたということで潜在的な患者さんが表に上がってきた。ですから、もともとニーズはあったのですが、ニーズとして認識されるようになってきたのは5~6年とか、スピードとしてはすごく速いと思います。
Q. 開業医の先生も訪問診療を取り入れていくべきでしょうか?
開業医の先生の全ての方が、訪問診療をすべきかは、正直、何とも言えないです。やはり患者さんとしては、来ていただいた方にとって、変な話、当たり外れがあるとよろしくないです。ですので、全ての方がやったほうがいいとまでは思わないですが、やはり気持ちのある先生には、訪問診療をやってもらうといいんじゃないかなと思います。
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