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予防歯科 2020.04.13

ドクターとスタッフ間で信頼関係を得る方法とは?

ドクターとスタッフ間で信頼関係を得る方法とは?
渡辺 勝 先生
わたなべ歯科 / 埼玉 わたなべ歯科院長。「う蝕学」と「行動変容」を活かした独自の方法で、患者さんの生活習慣改善をサポートする予防歯科の導入に成功。国内ではまだ多くない「赤ちゃん歯科」の導入に成功しているクリニックであり、そのノウハウは現在、多くの歯科医師から注目を集めている。

Q:過去に一番悩んだスタッフとのトラブル原因は何ですか?

A:2000年に開業して、そのときからオープニングスタッフとして一緒にいてくれたスタッフがいました。本当にその方が優秀で、クイントの国際歯科大会でもプレゼンするとか、いろいろなことをしてくれました。その方がいたおかげで、取得できて、移転もできて、成功しました。
 ただ、その方が1年半ぐらいして退職するとなったときに、当時いたスタッフが同じように、一緒に辞めていってしまったこと。やっぱりそれが一番大きかったなと思います。

Q:ドクターの考えがスタッフに伝わらない時は、どうすればいいですか?

A:僕らの考えが伝わらなかったというのは、一つは伝え方の問題もあるかもしれません。ただ、その前に相手が伝わるような状態じゃなかった可能性が、僕は一番高いかと思います。相手が言っていることを、僕らが理解しようとしていなかった。こちら側から「伝わらなかった」のではなくて、そもそも向こうが言っていることを、私自身が「聞こうとしていなかった」。聞いていなかった。そういったときに、相手が心を閉ざすのではないか。そんなふうに考えています。

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