本田 俊一 先生
医療法人ほんだ歯科 / 大阪府 全国から口臭に悩む患者が来院する「医療法人ほんだ歯科」院長。20年以上前から、口臭の研究と臨床を開始。8,000人の口臭を治療し、結果をだし続ける。17年間、毎日のように口臭治療を学びたいドクターが、ほんだ歯科へ見学に訪れる。

Q.歯科医師として今後はどんな展望をお持ちですか？

これから歯科は、予防が進むと歯を削る、抜くっていうのはどんどんなくなっていくわけですね。だったら歯科は斜陽なのかという話になるけれども、何も歯と歯茎を見るだけが歯科医じゃないと思うんです。やはり、口腔というものは、鼻とつながり、肺につながり、胃につながり、口から全てのことが起こっていくわけだし、体中のことは、口腔っていうところにフィードバックされて、ましてやストレスになると、もう顎関節症も、ドライマウスもそうですけれども、いきなり口腔に出てくるでしょう。だから、削る・抜くというところから脱却して、広い、広義の口腔医学、そして、その結果、人々が感覚的にも実感できて、素晴らしい、口からの感覚がすごくよくなって、全身がよくなっていくというようなところにタッチできていけるんじゃないかというふうに、口腔心療内科という新しい方向性を模索しているところです。

Q.この映像をご覧の先生方にメッセージをお願いします。

何かの縁で、これを見ていただいて、私の口臭に対する哲学とか、それからずっとやってきたことを共有していただき、それを皆さんに広めることで、その先々にいる人たちを、何か救えるんじゃないかと思います。それと、1人でできる領域ではなくて、スタッフの協力が必ず必要になります。そういうことになると、医院が一丸となって、しかもその広域な人々に貢献できるようにきっとなれると思うんです。その結果、ずっと患者が来たり、あるいは、そのために必要な商品をクリニックにずっと買いに来続けて、楽しいから来ている、快適だから来ているんだと言えるようなクリニックが1つでも増えていけばいいかなと。必ずそれはできると思います。