吉岡 俊彦 先生
吉岡デンタルキュア / 広島県 吉岡デンタルキュア院長。広島市中区大手町にて、歯内療法専門医院を開設。 他院ではどうすることもできなかった紹介症例（再根管治療）を数多く成功へ導く歯内療法のスペシャリスト。 東京医科歯科大学大学院非常勤講師。日本歯内療法学会専門医。

Q.根管治療で医療者にとてストレスフリーな環境づくりはできますか？

現在いろんな研究がなされていますので医療者の手助けとなるような器具と機械と様々考えられていますが現段階ではまだ実用化難しいという段階だと思います。やはり術者が自分で考えて手を動かすと言う部分が多いのでやはりその部分において簡単ではないということでストレスがやっぱりどうしてもかかってしまう。細かい非常に分岐してたりだとか細かい部分の治療になりますのでいくらマイクロスコープを使って拡大しても難しい治療となる。ドクターもそうですけどもちろん患者さんにとっても口開けっ放しの時間が長くなりますのでそう簡単には簡単に確実に根管治療が終わるというのは現段階ではまだ理想としてはそうなって欲しいなっていう部分ではありますけどいまだにしばらくは難しいだろうなと言うふうに考えています。

Q.今の日本の根管治療における現状をどう思いますか？

日本の根管治療はレベルが低いというふうに言われがちですそういう部分に関してはそうなのかなというふうに客観的に受け止めていますというのはやっぱりラバーダム防湿がなされていないということが多かったり、保険制度の中では根管治療というのはやはり時間とお金がかかるにもかかわらずあまり保険点数がついてないという問題点がありますのでやはり日本の根管治療というのは先生方の努力なくしてはレベル上がっていかない部分ですので非常に難しいというか評価しにくい部分だと思います。ただやはり今からは根管治療しっかり行って再発を防ぐ。患者さんの歯を残すという形で根管治療見直されていますので今後は先生方も根管治療について真剣に向き合っていただいてレベルアップしていただいて日本の根管治療の質を今後必ず上がってくるというふうに思っています。