森岡 千尋 先生
医療法人輝翔会　理事長 / 滋賀 医療法人輝翔会理事長。インプラント治療歴26年以上。All-on-4については、13年以上の経験を持つ。All-on-4ですばらしい治療結果と予後をだし続け、「あの歯医者なら歯が無い期間がなくなる」というクチコミで、多くの患者さんが来院する。

Ｑ：患者様から聞かれることを教えて下さい

Ａ：一番多いのは痛くないんですか？じゃないですかね。それと歯抜けの状態、その治療期間中においてその歯がない状態っていうのがあるんですか？ もほとんどだと思います。細かいこと色々とありますけど、まずはやっぱりその痛い、痛くないは大きいじゃないでしょうか。それ以上に歯抜けの状態があるって言うことが怖いんですよ。患者様は治療の踏ん切りをつけられないのは、その歯が無い状態が長いのではないか、どうなんだろうかっていう部分の恐怖感なんですね。本当に恐怖感なんですよ。想像してもらったら分かると思うのですが、治療期間中が長い、その状態なのに歯がないっていうのが普通の生活もそうですし、社会生活もできないわけじゃないですか？ だからそこが一番患者様にとってはネックになってるんで、やりたいと思っていても、どうしよう、できないなという風に思うのはその怖さなんですね。
それを理解してあげる事が非常に重要だと思います。

Ｑ：患者様から言われて嬉しかった言葉を教えて下さい。

Ａ：色々なエピソードが沢山あるんですけれど、先ほど話してた続きからすれば歯がない事がすごく怖いんですね。トラウマと言うか、すごいストレスに感じてるわけなんですよやっぱり。そのご自身だけでいらっしゃる場合もあるし、ご家族とないしは夫婦であった場合にはご主人さんであったりとか、奥さんであったりとかっていう風な形で一緒に来ることは結構多いんですね。相談される時に。専門の病院っていう部分もあって最初からそういう治療を求めていらっしゃる方も結構いらっしゃるんですけれども、実際に自分の彼女であったりとか、奥さんであったりの口の中なんて知らないんじゃないですか？普通、知らないと思うんですよね、実際。実際に一緒にいらっしゃって、実際に患者様の歯がプランプランの状態で、今にも抜けそうという状態でとりあえずつないでって何とかなってて、いつ抜けるかわからないっていう状態とかでもすぐにも被せもん取れそうみたいな状態でくる人が多い訳なんですよ、実は。そうなってくると、誰にも相談できない訳です、見せたくないですからそんなもん。恥ずかしさがありますからね。歯医者に来てでも見せたくないんですって、汚いんでって、でもそれを直すから別に僕ら何とも思わんけど患者の目線からするとそうなわけですよね。それが実際に説明するにあたってご主人さんに見せていったら、そんなんやったんか、ごめんな、なんか分からんで、みたいな形になってちゃんと治療しーやって言って、そのオペをしてあげて帰りの時には歯が入るわけですよ。そうしたら、ボロボロ泣きますからね。やっぱり患者様は長年心の中でものすごい負担だった状態が払拭されて、全部抜けて固定式の歯が入って人前でも話せるし笑えるしね。その状態でしかも噛めるしみたいな状態を手に入れた訳ですよ。もうボロボロ泣くっていう感じだったりとか、結構あるんですね。現実的に、それだけもの凄く胸に引っかかっていたものが、固定式の歯は入れ歯みたいなものがあるんですけれども、でもそれが固定されてるものっていうだけで自分のものだっていう感覚に変わる訳なんですよ。その部分と言うのは、非常に自分自身のいろんな自信にも、また繋がるんで今まで何ならこういう感じで喋ってるんですね、こういうちょっと暗い感じで。最後の治療になってくると、だんだん明るくなってきてニコニコ笑い始めるんですよ。だから自信とか、自分の尊厳みたいなもの取り戻してもらえるっていうところがやっぱりすごく寄与できるって事が、医者冥利に尽きるわけじゃないですか。そういう風な部分ってのはすごく大きいかなと思いますね