スタッフトラブルの回避方法

弁護士法人 小畑法律事務所 / 北海道 小畑法律事務所代表弁護士・歯科医師。年間約1,000件の歯科案件に対応し、多くの歯科医師からその実力が認められている。15年の歯科臨床経験を持つ弁護士は国内でほとんどいないため、テレビや新聞で取材されること多数。著書はシエン社ランクで1位獲得。
Q.スタッフとのトラブルで悩まれている先生へメッセージをお願いします
そうですね。患者さんとのトラブルとはやはり質が違いますね。ある意味、患者さんとのトラブルというのは、ずっと顔を合わせ続ける方ではないですよね。
もちろん毎日のように来る方もいますし、2時間・3時間と長居する方もいらっしゃいますけど、でも一時のもので他の患者さんもたくさん来られるわけじゃないですか。
ただスタッフになると、本当にに四六時中ずっと一緒に顔をつき合わせるといいますか、家族よりも長い期間一緒にいる方なので、やはりスタッフとトラブルになるとかなり精神的な負担というのは、患者さんとのトラブルよりも大きいケースというのが多いですよね。
ですから、そういう意味では人と人との関係というのが大きいので、もちろん前提としてしっかりとルールを整備していただくことですね。
今もスタッフの方々もよく知っています。労働法規をよく知っていますので、その辺はやはり最低限のところは守っていただくということが大前提になるんですけれども…。
やっぱり話をしていただく。どうしてもですね、ちょっと苦手なスタッフとか相性が合わないと話をしなくなってしまう傾向があるのですけれども、何かしら時間を使って意思の乱れといいますか疎通が合わないところというのはうまく調整をしていただくのは大事なのかなと思っています。
そういう意味ではコミニケーションの取り方とあとは事前の準備をしていただいた上で、それでも揉めるケースとかトラブルになるケースはあると思います。
なったものは仕方がないですから、精神的な負担というのは大きいですので、自分で1人で抱えないで、すぐに専門の方にご相談いただくことが一番いいのかなと思います。
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