湊 修 先生
デンタルアートオフィス / 秋田県 秋田県にて100％自費診療のクリニック「デンタルアートオフィス」を開業。すばらしい治療クオリティが評判となり、開業10年が経った今、クリニックの経営は順調そのもの。審美歯科の専門家として、ミス・ユニバースジャパン秋田大会の「美しい歯」講師を2年務める。

Q.自費診療において、患者さんとの関係性を深めるために、どんな工夫をしていますか？

自費診療において、患者さんとの関係性を深めるために、皆さんはどんなことをしているでしょうか。関係性を深めることについて、特に何とも思っていない方もいらっしゃるかもしれません。ただ実際に自費診療につながることとして、実際のものを見せたり、触って見せたり、そういった「よく説明をする」ということだけでは、自費診療の割合は上がっていかない。実際にはその限界がすぐに訪れると私は思っています。

その先に、もっと割合を増やしていくためには何が必要か。それは患者さんの関係性を深める、その深め方が現在の一般的な歯科医院では、少し方法が欠けているような気がします。まず先生方が、誰か知り合いの方と人間の関係性を深めるためにはどうするでしょう。そのときには、おそらく何かコミュニケーションを取るのではないでしょうか。実際にその人とお話をしたり、自分のことを話したり、相手のことを聞いたり、さらにはお酒を飲んだり、そういったコミュニケーションをしながら、その方との関係性を深めていくのではないでしょうか。

ただ、現実的に歯科医院の診療所の中で、そういったことを積み重ねていく、そういった時間を取るということはなかなか難しいと思います。ですので、私のところではニュースレター、自分のことを紙に書いてお渡しするようにしています。私のところは自費診療専門ですので、確かに一般の先生方よりは、お話する時間が多く取れます。ですが、すべての患者さんがお話好きとは限りません。私の話をすぐに終りにするような患者さんもいらっしゃいます。逆に患者さんの方から、いくらでも話す方もいらっしゃいますが、患者さんによってまちまちです。