木原 敏裕 先生
木原歯科医院 / 奈良県 木原歯科医院院長。「患者さんの人生を幸せにする自費診療」を提供し、その優れた治療を求めて多くの患者さんが来院。自費の治療技術や導入ノウハウなどを指導する講師としても活躍しており、これまでに多くの歯科医師を自費診療のスペシャリストに育成する。

Q. 患者さんとのコミュニケーションで気をつけていることは何ですか？

患者さんと話をするときに多くのドクターが話をしてる事はですね、自分のやりたいことばっか言ってることが多いですね。インプラントしたらこうですよとか審美修復したらこうですよとかって言う形で自分の医院でできることを一生懸命勧めているんだけど患者さんが何をしてほしいかを聞いていない場合が非常に多い。だからそれは話を聞き終わった患者さんからするといっぱいいろんな事して高いなぁというイメージで終わっちゃう。それに対する価値観ていうものをちゃんと伝えることが重要かなと思いますし、ほんとの意味で患者さんが何を求めてここに来てるのかっていうことをちゃんと聞いてあげるのが基本的なことかなっていうふうに思います。

Q. 今の歯科業界をどう思いますか？

特に日本の歯科業界っていうのは先程の話からもそうですけれどベースが保険診療・保険制度にあるっていうところから残念ながら50年前と何も変わってないんですね。だけど世界的に見てもですね、歯科だけじゃなくて50年も経ったら時代が変わっちゃう・やってる事が変わっちゃう・価値観も変わっちゃうっていう中で50年前のものをそのままやってるっていうことはですね、もうすぐ平成から次の時代に変わろうとしてるのに2世代前の昭和の時代のことをいつまでやってるんだということが言えると思います。で、そういうことだけじゃなくてやっぱりやるべきことをその時代の中でその時代でできることをちゃんとやるっていうことが医療の基本かなっていうふうに感じます。