患者さんの未来のための一般歯科医の取り組み

内山歯科クリニック / 東京都 「10年後も患者さんが笑顔で通える歯科医院」をめざし、東京都港区で内山歯科クリニックを開業。MI治療において多くの臨床経験を持つスペシャリスト。臨床家としてだけではなく、講師や研究者としても多くの発表、執筆実績を持つ。
Q. 患者様にメインテナンスを案内するには?
歯科治療においてほんとに大事なことだと思っています。
患者さん、特に日本人はメンテナンス率が10%位と言われていますので、歯が悪くなって、痛くなってはじめて来院することが多いのが現状です。
車で言うと事故が起きてしまってそれを直すために来るのが歯科医院。
そんなイメージがあるんですが、何か起きてからではなくて何か起きる前に信号を設けてちゃんとそこで止まって、また走り出す。その方が車も傷がつかないので長く乗れる。当院はそんな歯科医院でありたいと考えています。
それと、メンテナスについて伝えるタイミングにも気を配ります。
治療が終わってから「それではじゃあ次回メンテナンスがありますので3ヶ月に1回かかってください」と言われても「お金を取るために言ってるのかな」と、思うかもしれません。必ずカウンセリングルームで1番初めに歯科衛生士がそれを伝えるようにしています。
さらに、僕を含めたスタッフ全員が、3ヶ月に1回クリーニングを実際に行っています。メンテナンスを体感することでその経験を伝えることができる。患者様を想うからこそ「良いものは良い」と、しっかり言える関係を目指して日々取り組んでいます。
Q. 一般歯科医の大切さとは?
私が目指しているのはスペシャリストではなくジェネラリストです。
歯科医院はアメリカと日本でだいぶ違って、アメリカは専門医制度がありますので、1人の患者さんに様々なドクターが関わることが多いのですが。日本ではそうはいきません。
当院の患者様は、20代から70代位と年齢層が幅広いので、小児とターミナルケアの方以外は、ほぼ網羅できるよう気をつけています。
全ての事に対して、なるべく9割・8割は知識を持つ。
それに対して処置も7割位は平均して出来るようにする。
そうすることによって、専門外でも他科の先生と患者様の問題を共有できるようにしています。
例えば3人で対応する時も自分がその指揮者になることができます。
もちろん、できないものは振るんですが、丸投げではなくてチームでアプローチしていける歯科医院が理想の歯科医院ですね。
なぜ、この技術を使えば天然歯をほとんど削らずに審美性と予知性の高いカリエス治療ができるのか?
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