丸山 剛郎 先生
丸山咬合医療センタークリニック / 東京 約50年にわたる研究・臨床から生みだされた独自の「丸山式咬合医療」で、これまでに多くの患者さんから、顎関節症や原因不明の不調を取り除く。その治療効果は、認知症予防や美容、抗老化、若返り、免疫力向上、学力向上、運動能力向上など、広範囲におよぶことが、脳科学者として有名な澤口俊之先生との共同研究で明らかにされている。

Ｑ．正しく咬合是正ができればどんな病気でも治るのでしょうか？

どんな病気でも治るのでしょうかというのは、語弊があります。僕の全身健康チャートには50項目を挙げていますけれども、1万7,000人、1万8,000人の噛み合わせの治療、顎ずれ矯正をした結果、そのような症状は消えたということで、頭痛にアタックしたわけではなく、腰痛にアタックしたわけでもありません。いわゆる腰痛もある、頭痛もある、よく見たら、その人は顎がずれていると…その顎を治したら、そのような症状は治ってしまったということです。例えば、顎を治して、なぜ抜け毛が減ったのかということは、とんでもない話です。しかし、最初はそんなこと私は書いていませんでした。でも患者さんが洗髪した時に、抜け毛がものすごく減りました」と言います。考えてみると、顎を正しい位置に持っていって、いわゆる外頚動脈の影響で、顔や頭皮に栄養が行くので、抜け毛が減ったということです。こういう具合に、いわゆる結果、そういう症状が治ったということで、全ての病気が治るというと、とんでもない話です。だから、まだまだこれから増えていくかもしれません。でも全ての症状、病状に対して、治るということは断言したら、むしろ間違いだと思います。顎ずれを治したら、これほどの症状が治ってしまい、それぞれ考えると、納得できるんだということです。

Ｑ．咬合治療をされていて良かったと思った瞬間はどんな時ですか？

患者さんが元気になって喜ばれることが、ものすごく多いです。もう診断した瞬間に、涙を流して喜ぶ人がいます。「先生、私をずっと分かってくれた」って。それから、例えば、「長生きしてくださいよ。私より先に死んだらいやです。」と言われます。とても患者さんは喜びます。本当にやってよかったと思います。