根管治療 2018.05.18
根管治療は感染との戦い!
北村 和夫 先生
日本歯科大学附属病院 / 東京都 日本歯科大学附属病院 教授。学生時代から歯内療法の研究と臨床に没頭する。発売後すぐ二度増刷となった人気歯科書籍「歯内療法の三種の神器」の編著者。臨床家としても抜歯適応とされた患者さんを数えきれないほど根管治療で救ってきた実績を持つ。
日本歯科大学附属病院 / 東京都 日本歯科大学附属病院 教授。学生時代から歯内療法の研究と臨床に没頭する。発売後すぐ二度増刷となった人気歯科書籍「歯内療法の三種の神器」の編著者。臨床家としても抜歯適応とされた患者さんを数えきれないほど根管治療で救ってきた実績を持つ。
Q.根管治療で気をつけるべき点はありますか?
根管治療は皆さんに感染との戦いと考えていただければいいと思います。すなわち根管治療はすべて外科的な処置だと考えていただければ感染に対して対策を講じるようになります。無菌的な処置を心がけるようになります。例えば感染との戦いと言うことになれば使用する器具の滅菌にもこだわるようになります。そういった細かいところから感染に対して気をつけることが根管治療のアップ。成功率のアップにつながると考えています。
Q.今の歯科業界をどう思いますか?
今の歯科業界よくマスコミでも問題になる点の1つとしてコンビニエンスストアよりも数が多いと言うような負のイメージが多いように思います。実際に現在歯科医師が過剰だと言われ歯科医師国家試験の合格率も低く抑えられています。ただこのまま推移しますと団塊の世代の先生方がそろそろリタイヤする時代を迎えます。そうするとリタイヤする先生よりも新しく歯科医師になる先生の方が数が少ないと言うことになりますと歯科医師の数はだんだん減る傾向にあるのではないかと考えています。
しかし今人口も減る傾向にありますが健康でいられず健康寿命が短くて寿命が長いという事は最後の10年ぐらいなかなか自分の足で歯科医院にも行けない人がより増えるような時代になるのではないかと考えますので、これからは訪問歯科治療そういったものにも力を入れていく必要があろうかと思います。また口腔と全身との関連性。歯周病中心にいろいろ言われております。誤嚥性肺炎との問題もありますので医科と歯科との連携と言うのも大変重要なことと考えております。
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