河合 毅師 先生
関内馬車道デンタルオフィス / 神奈川 関内馬車道デンタルオフィス院長。年間2,500本以上の抜歯を行い、その経験から通常30分以上かかる埋伏智歯の抜歯を、たった5分で抜歯する技術を開発。その技術を学ぶために、海外からも多くのドクターが、河合先生のクリニックを訪れる。

Q. 歯科医師として今後はどんな展望をお持ちですか？

今も、より患者さんが「こういう歯科医院が欲しかった」と思ってもらえるような歯科医院を目指していきたいと思っています。それというのは、特に困っているけれども、こういう標榜をしている科がないなという歯科医院はあると思うんです。だから、一般的には皆さん、一般歯科、小児矯正、口腔外科は多少やっているところもあると思うのですが、そういうものではなくて、今後も睡眠時無呼吸症候群とか、患者さんにとって有益なものをもたらせるような情報を基に、さまざまな歯科医療をですね。結局何が言いたいかというと、今後、僕が歯科医師としての展望で持っていることは、今までは本当に「木を見て、森を見ず」で、歯科の先生は歯科だけを見てやっていたんですけれども、もっと内科的にとか、医科的にとか、大きな、俯瞰的に物事を見て、歯科から原因で歯科の病気になっているから歯科で治すというわけではなくて、何か他の原因が探れるような、そういう知識を持ったドクターに、これからもなっていきたいと思います。

Q. この映像をご覧の先生方にメッセージをお願いします。

私も卒業してから、ずっと口腔外科などで学んできたのですが、やっぱり外科をやっていると、患者さんは痛いイメージとか、怖いイメージっていうのが植え付けられてしまっていて、どうしても足が遠のいてしまったり、受け入れられなくて治療から遠のいてしまう方も多いのです。恐怖心とかそういう患者さんたちがどうしても手術を受け入れられないような環境になっていたのを、麻酔というツールを使うことによって、より身近に口腔外科手術を感じてもらえるようになったので、学べば学ぶほど歯科は面白いところが出てくると思います。先生たちもやっぱり学ぶことをやめずに、大きな目標を持って、頑張っていっていただきたいと思います。