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咬合 2019.02.04

根本改善!患者が治す増える顎関節症

根本改善!患者が治す増える顎関節症
平賀 敏人 先生
平賀歯科医院 / 大阪府 医療法人光風会 平賀歯科医院院長。総義歯臨床で優れた実績を豊富に持ち、その技術について多くの歯科医師会や学術団体から講演依頼を受ける。顎関節症治療においても優れた治療実績を持ち、補綴治療やスプリント療法のみで改善しなかった顎関節症患者を救い続ける。

千足 浩久 先生
市立東大阪医療センター / 大阪府 看過ごしていた体幹と顎関節の関係性に改めて着眼し、顎関節の生理的な本来の動きに着目し、スプリント療法と顎関節リハビリを主体とした治療法を実践。その治療法は、顎関節症で大きな成果をだし続けている。現在、年間約300名の難治顎関節症患者が千足先生の部門へ来院する。

Q.患者さんに顎関節症の治療を施す際に困ったことはありますか?

平賀敏人先生
そうですね、以前から顎関節症の治療をされていてスプリントを入れられた患者さんが長期に渡って入れている場合になかなか症状が改善しない場合がよくあります。そういう時は非常に困ってしまいます。

千足浩久先生
顎関節症というのはですね、その病態からして保存的治療がメインの治療方法になります。すなわち患者さんに色々指導、リハビリテーションの方法をお教えしてもなかなか成果が上がらずに症状が長続きしてしまうとかいうような所にジレンマを感じる所がありますね。

Q.顎関節症を治療していくにあたり患者さん協力はどのくらい必要ですか?

平賀敏人先生
これはもう、患者さんが100%で我々はただやり方をご指導するだけなので患者さんが100%やるものだと思っております。

千足浩久先生
顎関節症というのはですね、腫瘍などと違って変性疾患である性質がありますので、基本的には治癒に導くというよりはライフタイムをずっとですね、どのように症状をコントロールしながら付き合っていくかというところが重要になると思いますから、ほとんどが患者様のご自身の治療でそこを出来るだけこう、助言を与えてサポートするかと言う立場からすると主役は常に患者様であると言う風に理解しています。

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