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スタッフ教育 2018.05.17

高速診療のためのスタッフ教育

高速診療のためのスタッフ教育
東 正也 先生
ひがし歯科医院 / 熊本県 ひがし歯科医院院長。ドクター1人、周りに民家のない田舎でも、年商1億円を達成。現在はドクター2人で年商1億8千万円、月間の平均自費売上は1000万円。彼の提唱する「高速診療」は、保連全国大会や歯科セミナーで発表され、多くの歯科医師に影響を与える。

Q.どんな組織を目指していますか?

例えば、当院では売上の25%が、スタッフの給与、ボーナス、一時金の総計だとしています。従って、売上をあげるということは、彼女たちにとっても悪くないことです。

ちなみに年にですね、「月間最高売上」っていうのを記録すると、給料に5万プラスになるという、そんなこともやっています。たいてい、年間2回位はある。だからこまかいのを入れたら、年間10数万は、ある日突然ミーティングの日に5万円を封筒で配られるみたいな、そんな遊びっぽいところがあってもいいんじゃないのかなと。

だから、売上をあげることは、彼女たちにとっては、もう悪いことではないわけですよね。ミーティングとかで、これ前に1回、ちょっとびっくりしたのが、「どうやって売上をあげたらいいかな」みたいなミーティングしたことがあって、そのとき、色々案がすごいたくさん出て、その中に、まだ行ってなかったんですけど「訪問にいきましょうよ」みたいなのがあって、「訪問に行くってちょっと大変じゃない」って。

そんな自分たちが行ってもいいのって思ったんですけど、何か真顔で「売上を増やすためには、訪問も行ったらいいんじゃないんですかね」みたいな、すごい自発的に出てきて、なかなかすばらしいなぁと思ったんですけど。

大抵、本当に全員が全員ではないですけど、たいていのスタッフは、僕がこうしてって言わなくても、結構自発的に動いています。だから組織作りとしてはうまくいっているんじゃないのかな、とその辺は思いますね。

Q.この映像をご覧の方にメッセージをお願いします

スタッフの教育に関して言えば、その子の一生を考えるかなって思います。例えば、卒業して、一生懸命働けるのは、5、6年かもしれない。それから結婚して、子供ができて、子育てが忙しくて、それから中学生ぐらいになったら、また正社員で働けるとか、その彼女たちのライフスタイルを考えて、それぞれの人の働ける形態にあった勤務形態を考えてあげるのが大事かなと思います。

あとは、ホームページにやっぱり歯科医院の個性っていう「こういうポリシーでやっています」とか、それが個性的なら、その文章をバンバン載せて、例えば東歯科であれば、「いろんなことやりましょう」と「ドクターをこき使いましょう」みたいなことを書いてあります。

しかも、入ってきた子に関しては、それぞれ個性があるので、スタッフっていう目で見ると、何か揉めごとが起こりそうな気がするので、一人ひとりのいち個人に向かって「この子の夢は何なんだから、何か叶えてあげたいな」とか「スキルもこういうスキルも身につけさせてあげたいな」とか、いろんな思いを持ちながら一人ひとり情報発信しながら、一人ひとりに上手に主任とか、いろんな人の協力を得ながら、対応していって、その子を教育することがその子の明るい未来につながることを信じて、そういうことを言葉にしながらやっていくといいんじゃないのかなと思いますね。

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